退職手続き
【会社貸与の物の返却】
退職日には「健康保険カード」を会社に返却します。また、会社から貸与されているもの(制服、作業服等)があればそれらも返却します。
【保険、年金の切り替え】
これまで入っていた健康保険(協会けんぽ等)、厚生年金から国民健康保険、国民年金に切り替える手続きは本人が市(区)役所に行くことになります。(印鑑必要)
その際に「退職証明書」が必要になりますので、会社に作成してもらって下さい。
【離職票の発行依頼】
失業保険の給付を受けるのには「離職票」が必要になります。
会社には「離職票」作成をお願いすることになります。
作成には10日程度日数を見ておくのが一般的です。
「離職票」は退職者への過去1年間の賃金の支払い状況の記載(失業保険給付日額の算定に用いる)、退職理由の記載(自己都合か会社都合か等)がされたものです。
記載内容が事実か、離職理由に異議がないかについて退職者は本来「離職票」の2か所に署名捺印する必要があります。
(退職者が退職日以降、会社に来れない場合、会社は代わりに会社印にて手続きする場合もあります。その場合、会社は退職者に極力「離職票」の内容を確認してもらい、トラブルのないよう、配慮が必要です。)
会社は作成した「離職票」、「雇用保険被保険者資格喪失届」をハローワークに提出。
「離職票」の3枚複写の書式のうち受付印の押された会社控、退職者控を受け取り、退職者控えは退職者に渡します。これは「離職票ー2」で、そのほかに「離職票ー1(下に「求職者給付等払渡希望金融機関指定届」の記載のあるもの)」「雇用保険被保険者証」をハローワークから受け取り、そのまま退職者に渡します。
ごちゃごちゃ書きましたが整理すると、
ハローワーク→会社→退職者が受け取る書類(失業保険手続き時に持っていく書類)は
・ 雇用保険被保険者証
・ 雇用保険被保険者離職票ー1
・ 雇用保険被保険者離職票ー2
の3つになります。