応募企業の経営状況は?

相手を知る上で、応募する会社の経営状況を知っておくことは重要です。

赤字の続いているような会社の場合、入社後の報酬が期待できない事に加え、報酬に見合える以上に仕事量が多い事が予想されます。

よってそれら劣悪な状況にも耐えられる人材を採用しようとする理由で、面接の中では厳しい表現や質問も出てくるかと思います。

面接の厳しい質問に我慢して、ようやく採用となったが良いが、その後、入社してみたら思っていた内容と全然違う なんて事は案外あるかもしれません。

赤字企業が採用を募集するには、それなりの理由があるのです。

考えられること

・赤字であるので、当然、どの部門も生産性を高めなければなりません。よって、各人に報酬に見合う以上の働きをしてもらわないと、会社として経営維持できないといった背景があります。そんな状況でも我慢できる人材がほしいという第一の理由。

・第一の理由の背景で、社員に不満が高まっていることが考えられます。従って、すぐ退職してしまう等、定着率が低い。よって、欠員を補充する為に募集するという第二の理由です。

苦労して面接試験を受けた後には、劣悪な労働状況が待っている。

そんな状況は避けたいものです。

その為に最低限できる、そのようなブラック企業について、

調べる方法と内容、ポイントについて軽く書きます。

インターネットで会社名のキーワードで調べる方法

(1)大手企業であれば、ホームページ上に「IR情報」と言って、株主・投資家向けに各期の決算内容について掲載されています。

その中で、「損益計算書」という項目、つまり、ざくっと言えば「売上高から経費を引いた利益がどの位であるか」が分かる資料です。

ここでは、前期と今期の比較が表記されていますので、赤字の続いている企業であれば要注意です。

グループ企業であれば「連結」の内容も見ておく必要があります。

(2)小規模企業であれば、今は「口コミ」サイトのようなものがあります。

これは、その会社に従事している社員や関わったことのある人が匿名で、その会社について投稿できるサイトです。もちろん、良い内容もあれば、悪い内容もあります。

最近の転職活動をする人達の中では、実はみんな使っているサイトのようです。

(建設業限定)都道府県の建設業課で決算内容を閲覧する

各都道府県で建設業許可を取っている建設会社であれば、必ず各事業年度毎に決算終了後、各都道府県の建設業課に、速やかに決算内容の提出をする事が義務付けられています。

その提出された内容については、一般の人でも所定の用紙(簡易なもの)に記載すれば、容易に閲覧することができます。

ただし、コピーができないルールになっていて、必要のある人がいれば、その場でメモするなりしているようです。

当年度だけではなく、過去のものも備え置きしてあるので、過去何年か遡って決算内容を見ても良いかと思います。

知り合いに聞いてみる

以外と深い内容が聞ける場合があります。

「経営者はだいぶワンマンらしいよ」とか

「だいぶ業績が悪いらしいよ。」とか

「あまり良いうわさを聞かない」とか。

知っていれば答えてくれます。

ポイントは、

良い情報はあまり出てきません。

言葉も少なめです。

それに対し、悪い情報はいろいろ出てくるもので、必要以上に長い時間をかけて話してくれます。

そんな会社については要注意です

以上、「応募する会社の経営状況はどうか?」についてポイントを説明しました。

(30.7.28付ブログより引用)