100%不採用にするケース

私が採用担当の期間を例にしますが、ほぼ100%不採用にすると心に決めているケースがあります。

(そうではない担当者もいると思いますが、参考までに見てみてください。心あたりがあれば、間違いないです。)

あるある 箇条書きです。理由も書いてあります。

・履歴書の日付なし → 意外によくあるケース。おそらく、申込者は不採用だった場合、次回使いまわしができるように日付をふらないで作成するのでしょう。

しかし私からすれば「この人、不採用が相当続いている人なんだなあ」と考えます。本来、最新の履歴書である必要で日付は重要な事項にもかかわらず、勝手に省く行動。

採用担当者が私であれば、早晩、勝手なことをし始めるだろうと考え、敬遠したくなります。

・フォーマット、記入事項がすべてパソコンで打った履歴書 → これも意外にあります。

昨今、コンピューター社会と言われてますが、履歴書の記入は依然「手書き」が基本。

本当に入社を希望するのであれば、その段階から本気度を示す必要があり丁寧に手書きで作成は当たり前だと思います。

採用担当者が私であれば、本気度が薄いと考え、見た瞬間にリストからはずします。

※ここからが意外と多い例で、求職者の気付きにくい内容なのでよく見ておいてください。

・履歴書の写真がフォーマットの枠にきちっとはまっていない → 枠よりも大きい写真であれば些少気が付かないかもしれませんが、明らかに枠より小さく、斜めだったりする場合は私の場合は100%採用しません。

本人にとってみれば、この程度であれば良いだろうという感覚。

これも上記の日付と同じで、将来そう遠くないうちに、勝手なことをし始めるだろうというのが理由です

以前、私が新米の採用担当者だった頃、先輩担当者がこれを見過ごして、採用したケースがありました。

「小さいこと」と言って面接まで通して、結果ほとんど採用になりました。採用後は、そのような人であっても、面接を通ったくらいなので、きちんと仕事をしていました。まあ、半年位までは。

半年が経ったくらいになって、ミスが目立ち始めるようになりました。

内容としては、上司の判断を仰がなければならないところ、自分で勝手に判断したことがほとんどの理由でした。

上司に怒られ、そうこうしているうちに、この事とは関係ない会社の不満を同僚に漏らしながら、退職していきました。

私、大学当時の友達に総務担当者が何人かいて、先日彼らと飲む機会があり、ふっとこのケースの話題になりました。

(なったというか、私がふってみた話題です。守秘義務とは違う内容だったので、意外とざっくばらんな話になりました)

私以外に5人いて、5人とも私と同じ対応をしているとのことでした。

ただ、ショックだったのは、5人とも私とは別格な優良企業に勤めているので、まあ申込する人が100人いる中で、そのような人は5~6人(5~6%)いるかどうかとのことでした。

10人中2~3人(20~30%)の私の会社の申込者とは全然違うなと。受けようとする人の質も全然違うのだなと。

 ・履歴書の写真や面接時に、髪の毛が「寝ぐせ」→ びっくりするような話ですが、履歴書の写真が髪の毛「寝ぐせ」のものを平気で貼ってあったり、面接時、ついさっきまで寝ていたかのような寝ぐせの髪型で来る人。

これらも私は100%採用しませんでした。

これもすごいのですが、先輩担当者が採用した(してしまった)これらの人達、ほぼ全員、早い段階で、業務の遂行がうまくいかず、退職していきました。

業務の遂行がうまくいかなかった原因は、ほとんどが「準備不足」、「計画が不十分」によるものでした。

マイペース型で、事前の準備がしっかりしていない性格の人であり、計画とも程遠い場当たり的な人達でした。

準備のしっかりしていない場合、車であれば慌てて事故がおきやすくなりますし、計画性のない仕事の進め方であれば、「さっさと終わらせる」とか「まだ大丈夫だろう」とか考えて、とにかく慌てる状況を作ってしまうことになります。

慌てる状況になればミスが出やすくなります。

※総括ですが、これら長続きしないであろう人を採用担当者は採用したがらないというのが実際のところです。