「会社を辞め、転職したくなる時の心理」という題名です。
会社を辞め、転職したくなる時、その理由は人により様々です。
合わせて、その時の感じ方も人によりです。
また、転職するべきか、しないべきか、判断も分かれます。
今回はそれらについて検証していきます。
まずは
(1)「自分の考えていた仕事のイメージと違っていたものであった為」という理由
例を挙げると、
A.営業職で入社したが、半年もしないうちに事務職に配置転換させられた
B. 求人票に「完全週休2日制」と書かれていたが、就業してみたら、頻繁に土曜や日祝出勤をしなければならない結果となった
C. 楽だと思っていた仕事が、実際は辛い仕事だった
(検証) Aについて
花形の営業職から、急に地味な事務職に転換させられると、仮に理由のある転換であっても「辞めてくれ」と言われているように感じてしまいます。結局、思いつめて、辞めたくなります。
Bについて
完全週休2日制を想定して、毎週のプライベートの予定を組んでいたにもかかわらず、仕事の為、頻繁にキャンセルしなければならなくなると、プライベートの予定を重視する人であれば、辞めたくなります。
Cについて
製造業等、工場での仕事で良くあるケースです。単純作業で楽であろうと思って入社したが、実際、「作業量」が半端なく多かったというケースがそれにあたります。うんざりして辞めたくなります。
AからCについては、よく有るケースですが、どうにか我慢して、転職を思いとどめている人も潜在的に多くいるのが実際です。
あえて「割り切って考える」、仕事に「慣れる」、プライベートを「それに見合うものに代える」といったことで場合によっては対応できるかもしれません。
(2)「ブラック企業だった」という理由
残業代未払い、賃金未払い、過度の長時間労働。
社会的にも許されない事を恒常的にやっている会社であった場合です。
(1)の理由とは違い、我慢する事が良い事とは「言えません」。
そんな会社は早めに見切りをつけて、新しいスタートへ気持ちを切り替えましょう!
労働者に対し、これらを1回(ヶ月)行なうと2回(ヶ月)、3回(ヶ月)というのはあり得ることと思っていて良いかと思います。
このような会社は、普通に推測すると「経営状態悪い」会社(ブラック企業)であると思われます。
不満を漏らす労働者に対し、経営者側の「言い訳」は
残業代については
「残業代を正規に支払ったのでは会社の経営が成り立たない」
賃金については
「会社を倒産させない為に仕方なくお願いしている。会社が倒産するとみなさんの家族も不幸にさせることになる。」
「その歳で就職先を探そうとしても、なかなか見つからないよ」と言って退職を思いとどまらせる。
長時間労働については
「限られた人員なので仕様がない。働いた分は賃金として払うので対応してもらえないか」( と言って、実際は些少の手当で済ます。。。)
(検証)
・残業代未払いについて → 労働に見合えた賃金を払えない虚弱なビジネスモデルの会社は早晩、倒産する。。
・「給与の権利はあるが、支払ができない(給与未払い)」の実際について罪悪感がない。
不幸なのは、働いた賃金を支払ってもらえない現在の状況であって、それで生活している家族をも現在、不幸にしているという事がわかっていない。
労働者側で見切りをつけて、新しい人生のスタートをした方が良いのでは。
・その歳で仕事があるかどうかは、自分をアピールする方法の問題。
このサイトにある転職エージェントサイトの活用等、工夫の手段は豊富にある。
・労働者を酷使させることに抵抗のない会社は、幸先長く続かないでしょう。
働くのは生身の人間であることを理解せず、強行することにより過労死等のリスクが出てくることを理解していない。
ずらずらと書きましたが、結論として、(2)のようなケースの場合、以上のような理由から、転職は早めに判断した方が良いです。